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私たちは常日頃ストレスにさらされています。そのストレスとうまく付き合うことができずに、いわゆる‘ストレス病’にかかってしまう人々がいます。いわゆる‘ストレス病’には、心身症、神経症、軽症うつ病などが含まれます。いずれの病態でも、身体症状を伴いそれらを前面に訴えるケースが多く見られます。
多くの‘ストレス病’を診断・治療している心療内科では、心身医学療法の1つである「交流分析」を用いて、患者さん自身とその対人関係を見直していきます。社会生活の中で、人間関係には多くのストレスを生ずるものですが、決して避けては通れないものです。そして、なぜか同じ行動パターンをくり返してしまい、そのことが‘ストレス病’の原因の一つになっていることもあります。
心療内科の基礎知識を得て「交流分析」を学ぶことで、歯科診療場面においても医療者と患者との間に豊かな人間関係を作ることができると思います。そして先生方の治療がより充実していくと考えられます。
今回は、心身医学的な配慮を必要とする実際の症例や、医療場面での交流パターンの例を挙げながらお話させていただきます。 |
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- ストレスとは
- ストレス病とは
- ストレス病の症状提示
- うつ病について
- 心療内科における治療
- 交流分析〜@構造分析
- 交流分析〜A交流パターンの分析
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1981年 |
藤田保健衛生大学医学部卒業 |
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1987年 |
藤田保健衛生大学医学部大学院(リウマチ・膠原病学専攻)終了 |
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1988年〜96年 |
中京大学文学部心理学科 客員講師 |
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1989年 |
東邦大学心療内科、豊島(としま)中央病院心療内科にて研修 |
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1990年 |
労働福祉事業団中部労災病院内科・心療内科 |
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1997年 |
(株)日本ガイシ嘱託産業医 |
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1998年 |
中部労災病院心療内科部長・勤労者メンタルヘルスセンター長 |
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2000年〜07年 |
東京医科歯科大学非常勤講師(口腔心身医学) |
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2002年〜 |
藤田保健衛生大学非常勤講師(リウマチ・膠原病学) |
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2003年〜04年 |
大阪大学非常勤講師(環境医学) |
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2008年 |
金城学院大学非常勤講師(心身医学) |
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【所属】
日本心身医学会理事(心身医学科認定医、研修指導医)、日本心療内科学会理事・教育研修委員長(心療内科登録医、心療内科専門医)、日本交流分析学会理事(認定交流分析士、認定研修スーパーバイザー)、日本自律訓練学会理事(自律訓練法認定医、専門指導医)、日本産業ストレス学会理事・編集幹事、日本産業精神保健学会理事、日本リウマチ学会(リウマチ登録医、リウマチ専門医)、日本内科学会(認定内科医)、日本医師会 認定産業医 |
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- 自分がわかる心理テスト,講談社ブルーバックス(1992)
- 心でおきる身体(からだ)の病,講談社ブルーバックス(1994)
- 心療内科がわかる本,法研(1998)
- 実践!ここから始めるメンタルヘルス,中災防新書(2003)
- プライマリケア・メンタルヘルス活動のための10 の心理テスト,フジメディカル出版(2007)
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