PGCJournal　-2009年第1回講演-

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日時：平成21年5月24日（日） 9:30～17:00【午後の部】
講師：安生朝子氏

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歯科臨床の場において歯科衛生士の役割は年々変化してきました。以前は歯科治療の診療補助を主な業務としていた私たちでしたが、現在ではチーム医療の中で歯科衛生士としてその専門的業務の実践を重要視されはじめました。
そのひとつに歯周治療や予防業務を担う際の「患者担当制」があります。個人資料の収集にはじまり口腔内診査、歯周基本治療からメインテナンスにいたるまでの長い期間、患者さんに通院を継続して頂くということはけして簡単な事ではありません。
「担当出来る歯科衛生士」として専門的な知識を持ち、確かな技術を習得し、様々な臨床経験を重ねながら本物の歯科衛生士になっていくものと思います。
今年私は歯科衛生士として27 年目の時を迎え、多くの患者さんを担当させていただきながらこの仕事の厳しさと喜びを経験してまいりました。長期メインテナンスの患者さんと過ごす時間の責任と緊張そして感謝の気持ち・・・メインテナンス業務とは口腔内の変化を検査する事だけではなく、またPMTC を継続するだけでもありません。実は口腔内からだけでは見えない何かを「診る」ことに意味があります。その臨床力が歯科衛生士成長のバイブルとも考えています。本会では私が大切にしている「メインテナンスの質」について症例を通して述べさせていただきます。

歯科医療の中の歯科衛生士の役割
歯科衛生士の変化
歯科衛生士の可能性
歯周診査のポイント
歯周治療の計画
メインテナンスの意義
個人別メインテナンスのメニュー
口と人と身体
メインテナンスとアンチエイジング
メインテナンスと高齢者医療

	1982年	栃木県立衛生福祉大学校歯科技術学部歯科衛生士学科卒業開業医勤務
	1986年	スタディグループ「DHパトスの会」設立、現在顧問を務める
	1989年	藤橋歯科医院勤務現在に至る
	2007年2月	(株)ジョルノ起業　代表取締役
	【所属】日本臨床歯周療法集団会（JCPG）理事㈱ヨシダ　専属講師を務める㈱ジョルノ　代表取締役社長日本顎咬合学会理事 1987 年　リンデ教授セミナー（ハワイ）参加 1988 年　リンデ教授セミナー（イエテボリ大学）参加 1991 年　リンデ教授セミナー（イエテボリ大学）参加 1992 年　 SJCD ロサンゼルスセミナー（USC）参加