同窓生の皆様にはご活躍のこととお慶び申し上げます。

ポストグラデュエートコースも、第１回を1980年に始めて以来30有余年が経ち、今回で35回目を開催いたします。

我々同窓会は学術・親睦・福祉を三本柱としております。その中の大きな柱であります学術局メインの事業である、ポストグラデュエートコースのご案内を皆様のお手元へ届けさせていただく事が出来ました。これも一重に同窓生の皆様ならびに他大学ご出身の先生方のご理解とご協力の賜物と深く感謝申し上げます。

本年は、メインテーマを「歯科の成長戦略」とし、視点を色々な角度から医科歯科連携の必要性が増すなかで、歯科医療の役割を広い視野で捉えて頂きたく存じます。皆様方が理解を深められる事を目的とし、各専門分野の臨床家による講演を企画致しました。

一方、前年度と同様に、歯科医師と衛生士のチームプレーで進める体験実習コースも開催いたします。いずれのコースも臨床家にお頼みしております。各講演が、皆様の臨床のお役に立ち、さらなる飛躍への足掛かりとなれば幸いです。

ポストグラデュエートコース実行委員会では皆様方からのご要望に応えるべく、将来を見据えての講師及びテーマの選択を心掛けております。

一人でも多くの方々のご参加をお待ちいたしております。

最後に皆様方の益々のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。

同窓会会員の皆様には平素から本会の学術活動にご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。人生百年時代が目前に迫り、医療界にもただひとつの頂点を目指す「狭量と正解主義」から、多様性を愉しむ「自由と寛容主義」という名の風が吹いています。

超高齢多死社会を背景に歯科医療百年の計を考えるとき、何よりも重要なポイントは、地域社会とのつながりを育てるための文化と感性でございます。本学PGCも、揺れながら、ぶつかりながらさまざまな言葉や人と出会い、まっすぐに本質を見つめていきたいと考えております。

今年度のテーマは「歯科が紡ぐ未来予想図」でございます。歯科界の空気感、存在感を高めるために盛りだくさんのコースをご用意致しましたので、皆様の御参加を心よりお待ちしております。