PGC.Journal 愛知学院大学歯学部同窓会ポストグラデュエートコース   愛知学院大学歯学部同窓会

 

平成20年12月14日(日)9:30〜17:00
講師:野口 俊英氏
日歯生涯研修コード:0501

> 講演後記

 
 

歯周病は国民の80%近くが罹患しており、歯科疾患の中で唯一、生活習慣病と認定されている。さらに、近年になり歯周病が各種の全身疾患と関連性があるのではないかという概念が「Periodontal Medicine」として広く認知されつつある。このため、進行した歯周病を適切な歯周外科処置によって治癒させ、同時に可及的に健康な歯周組織を回復させて審美性を取り戻すことは、国民の健康の維持とQOLに大きく貢献することになる。
歯周外科は歯周病の進行の程度に応じて、切除療法、付着療法、再生療法(GTR、GBR、EM-Dogain®)、プラスティックサージェリー(根面被覆、前庭拡張など)に分かれる。本講演会では、これら各種の歯周外科療法を日常臨床に取り入れるための理論的背景を講演で、また、実技を基礎から徹底してブタを用いて行うことにより、先生方の歯周治療に少しでもお役にたつことを強く願うものである。

 
 
  1. 切除療法
  2. 付着療法
  3. 再生療法
  4. プラスティックサージェリー
  5. 部分層の形成
  6. 全部層の形成
  7. 縫合
  8. GTR(メンブレンテクニック)
  9. GBR
  10. EM-Dogain®
 
 
1943年 鹿児島県生まれ
  1969年 東京医科歯科大学歯学部卒業
  1973年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了
文部教官助手(東京医科歯科大学歯学部)
  1977年 文部教官講師(東京医科歯科大学歯学部)
  1984年 文部教官助教授(東京医科歯科大学歯学部)
  1987年 愛知学院大学歯学部教授(歯周病学講座)
  2004年 愛知学院大学歯学部付属病院長(2006年3月まで)
  2005年 日本歯周病学会専門医
特定非営利活動法人日本歯周病学会理事長
  2006年 日本歯科医学会理事
日本学術会議連携会員
  2007年 愛知学院大学歯学部長
 
【所属】 愛知学院大学歯学部歯周病学講座 教授

 
  原著
  1. Effects of Er,Cr;YSGG laser irradintion on the root surface:Morphologic analysis and efficiency of calculus removal・J.Periodontol.・Toshihide Noguchiほか5名・78(2156-2164)・2007年
  2. Arginine-specific gingipains from Porphyromonas gingivalis deprive protective functions of secretory leucocyte protease inhibitor in periodontal tissue.Clinical and Experimental lmmunology. Toshihide Noguchiほか9名・(1365-1374)・2006年
  3. Use of dental panoramic radiographs in identifying younger   postmenopausal women with osteoporosis・Osteoporosis International・Toshihide Noguchiほか11名・13(1-11)・2005年
  4. In Vitro Biocompatibility of a New Titanium-29Niobium-13Tantalum-4.6 Zirconium Alloy With Osteoblast-Like MG63 Cells・J.Periodontol.・Toshihide Noguchiほか10名/Vol.75,No.12(1701-1707)・2004年
  5. MyD88 But Not TRIF Is Essential for Osteoclastogensis Induced by Lipopolysaccharide,Diacy1 Lipopeptide,and IL-1α・J.Exp.Med.・Toshihide Noguchiほか13名・Vol.200,No.5(601-611)・2004年
 
 

平成20年12月14日(日)に愛知学院大学歯学部歯周病学講座の野口俊英教授をお迎えして「 歯周外科を日常臨床に取り入れるためにー基礎から、再製療法、プラスティックサージェリーまでー 」という演題で実習コースを開催した。インストラクターには、野口先生の他にも稲垣先生、伊藤先生にもお越しいただいた。
午前中は野口先生より歯周外科の歴史、基礎からわかりやすく解説していただき、稲垣先生に実習の概要、歯周外科における治療計画のたて方についても解説していただいた。午後は実習室に場所を移し、ブタの下顎骨を用いての実習を行った。切開、縫合の基礎、選択の仕方についても、各スッテップにおいて解説とデモを行っていただいた。ブタを用いた実習という事もあり内容豊富で明日からの臨床に役立つ実習であった。


 
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