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日時:平成20年11月23日(日)9:30〜17:00
講師:景山 正登氏・飯田 しのぶ氏
日歯生涯研修コード:0901
> 講演後記 |
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快適で健康な口腔状態を維持するためには、う蝕や歯周病を治療するだけでなくリスクにも目を向けなければなりません。う蝕や歯周病のリスクとは、将来う蝕や歯周病が発症や再発する、あるいは進行する可能性といえます。したがって診療室で予防を行うということは、う蝕や歯周病のリスクコントロールが実践できる環境を作ることを意味します。そのため、予防プログラム、チーム診療、診療システムをバランスよく組み合わせる必要があります。
そこで今回、おもに歯周病の予防プログラム、チーム診療、診療システムについて解説するとともに、リスクコントロールに不可欠である治療後のメインテナンスについてもお話ししたいと思います。さらに、当院の歯科衛生士が担当している症例を初診からメインテナンスまで供覧して頂き、明日からの臨床の参考にして頂ければ幸いです。
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- 予防型の診療
- 歯周病予防
- 予防プログラム
- 予防歯科実践のためのチーム診療
- 予防歯科導入に必要な診療システム
- メインテナンス
- 患者さんと長く関わるために
- 症例(飯田)
- まとめ
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<景山正登氏> |
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1955年1月 |
東京都生まれ |
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1979年3月 |
日本大学歯学部卒業 |
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1983年3月 |
日本大学大学院歯学研究科(組織学専攻)卒業 |
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1983年9月 |
東京都中野区に開業、現在に至る |
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【所属】 日本歯周病学会専門医、アメリカ歯周病学会会員、中野予防歯科研修会顧問 |
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<飯田しのぶ氏> |
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1982年3月 |
日本歯科大学附属歯科専門学校歯科衛生士科卒業 |
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1987年1月 |
景山歯科医院勤務 現在に至る |
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2006年10月 |
日本歯周病学会認定歯科衛生士取得 |
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【所属】中野予防歯科研修会会員 |
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<景山正登氏>
- 予防歯科導入のステップ なぜいま予防歯科が求められているのか,デンタルダイヤモンド増刊号「予防歯科導入と展開のキーポイント」.29,12-17,2004.
- PMTCを再確認する 診療システムを通して見直すPMTCの原則.ザ・クインテッセンス 23,1635-1649,2004.
- 予防歯科のマネジメント.デンタルダイヤモンド ムック「磨け!DH 輝け!歯科医院
歯科衛生士の活躍で歯科医院がレベルアップ」.157-162,2006.
- 安静時唾液に着目したカリエスリスク判定とその対応.歯界展望,110,41-49,2007.
- 別冊歯科衛生士 う蝕・歯周病予防のためのリスクアセスメント&コントロール.クインテッセンス出版,東京,2007.
<飯田しのぶ氏>
- 新人脱出!先輩までの6つのハードル.歯科衛生士,
28,(7,72〜75 8,74〜77 9,78〜81 10,60〜62 11,68〜72 12,64〜69),2004.
- 不適合補綴物による歯肉の炎症. デンタルハイジーン,26,59〜63,2006.
- 患者さんの口腔内に合わせて選択・提案できる予防歯科.Year Book 2006-2007,
別冊the
Quintessence,クインテッセンス出版,70〜71,2006.
- 歯科衛生指導の実際新.歯周治療,DENTAL DIAMOND増刊号,デンタルダイヤモンド社,88〜93,2006.
- 患者さんのそばにいるマイハイジニストをめざして.DH style,1, 21〜23,2007.
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本年の第8回の講演会は、Dr.と衛生士のコースとして東京都中野区でご開業されている景山正登先生と景山先生の歯科医院の衛生士さんである飯田しのぶ先生をお迎えして、「予防型診療の最前線-魅力ある歯科医院をめざして-」というタイトルでご講演を頂きました。
景山先生の講演は、予防型の診療は歯科医師と歯科衛生士が連携して行う「チーム診療」と、院内の治療基準を明確にし、患者さんに適した予防プログラムを作り、それを診療システムの中で実践していくことだという事を具体的に説明していただきました。また、飯田先生は、歯周病予防への歯科衛生士の取り組みを実際の症例からご説明いただき、患者さんと長く関わるためにはどうすればよいかを教えていただきました。
今回はDr.と衛生士のコースということで多くの衛生士さんがお見えになり、最後の質疑も多く寄せられ、明日からの臨床に大変役に立つものとなりました。 |
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