日時:平成19年10月21日(日)9:30〜17:00
講師:野原 栄二(P.G.C.実行委員)
日歯生涯研修コード:050101

> 講演後記

 
 

卒業して間もない歯科衛生士のみなさん、毎日プロフェッショナルとして楽しく働いていますか。
あんなに学校で一生懸命勉強し、知識を身につけたのに実際の臨床の場ではわからないことばかりと悩んでいませんか。
学校で教えられたことが役にたたないのではなく、臨床で患者さんが訴えることは複雑なため、学校で学んだ知識だけでは対応仕切れないのだと思われます。
ベテランの衛生士さんが患者さんの主訴を聞いただけで多くのことがわかり、予後の予測まで行う姿は尊敬に値します。今回PGC では患者さんから信頼される衛生士にいち早くなっていただくために、次のような企画をいたしました。
正常像の把握からはじまり異常への変化、異常の病態をレントゲンの読影をしながら学習していただきます。次には各種疾患における主訴、レントゲン画像、口腔内写真が関連づけて理解できるようにワークショップ形式で行います。最後には臨床で必要な基礎知識をテーブルクリニック形式で学んでいただけるようにいたしました。
皆様のご来会をお待ちしております。

 
 
  1. 患者さんの訴えにどう対応するか(講義)
  2. レントゲン(デンタル、オルソパントモ)の読影から正常と異常を知る(実習)
  3. 班(4〜5人)に分かれてワークショップ形式にて様々な臨床ケースを考える
    ●問診、レントゲン、口腔内写真の関連性についてを考える
    (一つのテーマをグループごとで意見をまとめ発表する)
    ●班ごとに下記テーブルクリニックを回る
    1 コミュニケーション --- 〈山中、後藤〉
    2 口腔外科 全身疾患を持つ患者への対応 --- 〈牧野〉
    3 保存修復の話、ホワイトニング --- 〈須崎〉
    4 根管治療の話 --- 〈樋口〉
    5 歯周病の話 スケーラーの研ぎ方 --- 〈神谷〉
    6 補綴の話 印象採得のこつ --- 〈山本〉
    7 生活習慣病(姿勢) --- 〈野原〉
 
 
平成19年10月21日 ポストグラデュエート実行委員の野原先生による衛生士のためのポストグラデュエートコースープロとしての自分を磨きませんかーが行われた。実習ということもあり当初は20名を予定していたが、参加希望者が多く当日は48名で行われた。

メインのワークショップを円滑に行うためにアイスブレイクとして最初に一人20秒の自己紹介が行われた。その後、「患者さんの訴えにどう対応するか」というテーマに対して講演が行われ、続いてレントゲンの読影から正常と異常を理解するためにトレース実習が行われた。

午後からは班に分かれて実際の臨床ケースを考えるワークショップが行われた。それらはグループの中で出でた意見をリーダーがまとめ次にレコーダが記載し、最後にレポーターが全員の前で発表し、それらをさらに全員で評価するという形式であった。つぎに休憩のあとは実行委員の山中、後藤先生によるコミュニケーションについて、牧野先生による全身から口腔を診よう、山本先生による印象採得とテンポラリークラウン製作のコツが講演された。

最初は緊張気味の参加者も時が経つにつれ緊張がほぐれ、参加者同士のコミュニケーションもとられたいへん有意義な実習付き講演会であった。

 
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