同窓会会長
井上峰雄

P.G.C.実行委員長
増田浩男

同窓生の皆様には診療、研究等にご活躍のこととお慶び申し上げます。

同窓会活動の柱であります学術活動の一環のポストグラデュエートコースも、第1回を1980年に始めて以来、早くも28年を迎えることになりました。これは一重に同窓生の皆様のご理解とご協力の賜物と深く感謝しております。又、講師の先生方や関係者各位のご高配ご尽力により、受講された皆様方からは大変ご好評をいただいておりますし、多数の皆様方のご参加ご賛同を得ましたことを深く感謝致します。

E・B・M(Evidence Based Medicine)が求められる現在では、高度な歯科疾病に対応するためにも、或いは患者様の多岐にわたる要求に対応するためにも、生涯教育は必須のものであり、生き残りをかけた唯一無二の方法だと思います。歯科医師過剰時代の中、我々歯科医師が患者さんから選ばれ、継続される信頼を得るためには、日進月歩の耐えまぬ努力が必要と考えます。本年度は特にホワイトニングに対してシンポジウムを企画して衛生士さんにも参加して頂きたく思います。

ポストグラデュエートコース実行委員会では、皆様方からのご要望に応えるべく、将来を見据えての講師及びテーマの選択を心掛けておりますので、一人でも多くの方々のご参加をお待ちいたしております。

最後に、皆様方の益々のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。

昨年の4月の診療報酬改定は過去に例を見ない程マイナス幅の大きな改定と成りました。歯科界の将来には非常に残念ながら暗雲が立ちこめている様に思えて成りません。特にメインテナンスに関係する部分の保険診療の見直しは時代に逆行するように思えます。

AxelssonらがJournal of Clinical Periodontologyに2004年に発表した、1972年から2003年までの30年間に渡るメインテナンスの予後の論文を是非読んで頂きたく思います。257名の30年間における歯の総喪失歯数173本、一人平均0.67本です。現在日本においては60-64歳でやっと20本の数を維持していますが、70-74歳では急激に減少し13本近くに減少しています。メインテナンスさえきちっと行えば、8020は軽く達成できることになります。歯の総喪失歯数173本のうちperio とcariesでの喪失歯数はたった21本、そのほとんどを占める108本は歯牙破折で失われています。このことを自分の患者さんに、ひいては国民全体に解って頂かなければならないことと思っています。今の時期我々に課せられた使命は、患者さんとのインフォームドコンセントと自己研鑽だと思います。

昨年からインターネットでの申し込みは¥1,000引きとなっておりますが、今年から本学同窓生はさらに¥1,000引きとなりました。ぜひご利用下さい。

今年のどのコースも大変意義あるコースと確信いたしております。皆さまのご参加をお待ち申し上げております。

 
受講申込はこちら
事前質問コーナー
2006年度アーカイブ
2005年度アーカイブ
2004年度アーカイブ
2003年度アーカイブ
メールマガジン購読ご希望の方はこちらから
あなたの携帯にモバイルURL送信
(立ち上がったメーラーに携帯のアドレス入力して送信してください)
QRコードからでもOK!


他大学の講演会を検索
受講申込質問受付年間スケジュールPGC通信申込ごあいさつ問い合わせHOME |
Copyright (C) 2007 PGC Jounal All Rights Reserved.