平成19年12月9日(日)に愛知学院大学歯学部歯周病学講座教授の野口俊英先生をお迎えして、「基礎から学ぶ歯周外科 −国民のQOLに貢献する歯周外科の基礎、再生療法、GTR , 審美−」の演題で講演、実習が行われた。インストラクターには、野口先生以外に、稲垣先生、伊藤先生にもお越しいただいた。
午前中は、野口先生より実習に入る前に歯周外科の基礎知識、歴史を症例をまじえ、わかりやすく講義していただいた。次に、稲垣先生より午後の実習内容の説明をテキストと症例を用いて講義していただいた。また、治療計画の立案方法、メス、縫合糸など器具の選択法、切開線のデザイン、縫合法の選択などについても講義していただいた。
お昼休憩をはさみ、午後は保存系実習室へ場所を移し、ブタ下顎骨を用いて実習を行った。器具の取り扱い、切開線の入れ方から、単純縫合など基本的な所から、丁寧に解説していただいた。また、各ステップをその都度デモをしていただき、それをビデオカメラで正面のスクリーンと各通路のテレビモニターに映していただいたので、非常にわかりやすく進行することが出来た。ブタの下顎骨は準備やかたづけが大変だが、実際の口腔内に感触が近いため良い感覚を得られたのではないかと思う。
受講生の先生方にとっては着替えや、実習室の移動、器具の準備、後片付けなど忙しい講演ではあったが、明日からの臨床に役立つ大変有意義な一日だった。
|