PGC.Journal 愛知学院大学歯学部同窓会ポストグラデュエートコース   愛知学院大学歯学部同窓会

 
日時:平成24年6月17日(日) 9:30〜17:00
講師:本多 隆保・野原 栄二・青木 靖・村瀬 雄一・小菅 朋子(P.G.C.実行委員)

> 講演後記

 
 
●本多先生より一言:
訪問診療では通常のレセプト請求より少し異なった請求方法をマスターする必要があり、患者さんや患家、ケアマネージャーなどに対する文書提供が義務化されています。返戻や査定をなくすために実践的なセミナーで学んでください。

訪問歯科診療の実践セミナー
【実習項目】
1)医療保険と介護保険請求の進め方
2)医療レセプトの請求方法とその実践 −レセプトを用いてミスのない請求方法をマスターする−
3)介護レセプトの請求方法の完全マスター −居宅療養管理指導などの請求方法をマスターする−

●野原先生より一言:
歯科医療を取り巻く環境はここ数年大きく変容しており、特に平成10年以降は急激な少子高齢、人口減少、介護保険制度導入で医療.保険、福祉中心となり現在に至っている。歯科医療の内容もその時代的流れに呼応して一般治療の他矯正、予防、美容インプラント等の包括治療へとパラダイムチェンジしている。一方医療全般でみると感染防疫中心から医療保険予防中心さらには総合医療保健福祉へと変容しており巨大拠点型から地域密着型になり医師以外のコメディカル職とのチームアプローチがされている。
歯科においては包括的な考えの下、コデンタルとの連携はされているものの口腔リハビリテーションとしての方面に展開されていないのが現状である。
今後我々歯科医療従事者は口腔リハビリテーションの専門家として医師と共にチームの一員となり生きる喜びである食を支えていかなければなりません。しかし、いきなり外で活動しようとしても上手くは行かないのも当然であります。摂食嚥下障害に取り組むために今診療室の中でできることを歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士とのチームアプローチからお話します。

【実習項目】
1)チームの大切さ、すばらしさ
2)明日から診療室で取り組めること
3)老いと機能低下(なぜ姿勢が大切なのか)
4)摂食嚥下困難の兆候を見逃さないチェックポイント
5)在宅医療における摂食・嚥下の実際
6)在宅医療におけるオーラルマネージメントのポイント
7)在宅医療における他職種連携の実際
8)在宅医療におけるクライシスマネージメントのポイント
 
 
平成24年6月17日(日)、愛知学院大学楠本校舎にて、第2回愛知学院ポストグラディエートコースが開催されました。講師にはP.G.C委員の、本多隆保先生・野原栄二先生・青木靖先生・村瀬雄一先生・小菅朋子先生をお招きしました。今回は「超高齢化社会を支えるチーム医療の実践」と題してこれから在宅診療を始める為に必要な、レセプト請求の方法やケアマネージャーなどに対する文書提供の方法、摂食嚥下困難を見逃さない為のポイント、口腔機能訓練、在宅におけるクライシスマネージメント、オーラルマネージメントを実習を交えて解りやすく教えて頂きました。ディスカッションではこれから在宅診療を始めるに当たっての疑問はもちろん、日頃悩んでおられる内容について多くの質疑応答がありました。コデンタルはもちろん、医師を始めとするコメディカルとのチームアプローチの重要性を再認識する講演となりました。P.G.Cでは今後も歯科医師だけではなく、歯科衛生士の方にもご参加頂けるコースを企画して行きたいと思っております。魅力的なコースをご用意し、皆様のご参加をお待ち申し上げております。

 
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