PGC.Journal 愛知学院大学歯学部同窓会ポストグラデュエートコース   愛知学院大学歯学部同窓会

 
日時:平成22年12月12日(日)9:30〜17:00
講師:須崎 明(P.G.C.実行委員)

> 講演後記

 
  歯科衛生士がバリバリと仕事をしている歯科医院では活気があり、多くの患者さんが訪れます。そのような成功している歯科医院の歯科衛生士に共通していることは「患者さんとコミュニケーションを十分にとっている」ことです。それにはコミュニケーションをとる能力を身に付けるのはもちろんのこと、レントゲンの読影や、歯科医療の知識をしっかりと身に付けることが重要となります。そこで今回はPGC 実行委員が院長先生に代わり、貴医院の歯科衛生士の患者とのコミュニケーションをとるためのスキルアップのお手伝いをさせて頂きます。
本実習では歯科衛生士に必要なコミュニケーション力、診査・診断力(レントゲン、歯周病、う蝕、東洋医学)、PMTC、SRP について知識を整理するだけでなく最新の情報についてもお伝えするため、卒後まもない歯科衛生士からベテランの歯科衛生士まで参加が可能です。皆様の参加をお待ちしております。
 
 
  1. PMTC で患者とのコミュニケーション力up(担当:須崎)
    近年、様々な器材、材料の開発で、PMTC の考え方が変化しつつあります。PMTC の目的はバイオフィルムを除去するだけでなく、ホワイトニングなどでは効果を継続させるための重要な方法として着目されています。今回はPMTC についての知識を整理します。(講演、簡単な実習)
  2. SRP で患者とのコミュニケーション力up(担当:野原)
    歯周治療において歯科衛生士の役割は重要です。そこでSRP の基礎から最新の考え方までを整理します。また態僻や生活習慣が咬合や姿勢に影響することが話題となっています。それらのリスクファクターについて話します。(講演、簡単な実習)
  3. レントゲンで患者とのコミュニケーション力up(担当:須崎)
    レントゲン(オルソパントモ、デンタル)の読影から正常と異常を知り、それを患者にいかにして伝えるかを学びます。(講演、トレーシング実習)
  4. 話し方で患者とのコミュニケーション力up(担当:山中)
    ちょっとした話し方や声のトーンで患者との会話は変化します。会話の中で患者の思いをいかにして聞き出し、治療やメインテナンスに役立てることが出来るかが重要となります。そこで患者と話しやすい環境作りの秘訣について話します。(講演、簡単な実習)
  5. 漢方で患者とのコミュニケーション力up(担当:牧野)
    東洋医学の考えを日常臨床に積極的に取り入れている歯科医院は多くありません。貴院で漢方薬を使用していなくてもその考え方や舌診など日常臨床に応用できるものは色々あります。それらを患者とのコミュニケーションに役立てる秘訣について話します。(講演、簡単な実習)
  6. ワークショップで患者とのコミュニケーション力up(担当:須崎)
    グループ毎に症例について病状、病態などについて検討します。その後、実際の臨床の場を想定し、患者に対して、その病因、病態などを説明してもらいます。
 
 
1996年 愛知学院大学歯学部卒業
  2000年 同大学院歯学研究科終了、同大学歯学部助手(保存修復学講座)
  2002年 同大学歯学部講師
  2003年 モンゴル国立健康科学大学客員助教授
  2005年 愛知学院大学歯学部非常勤講師、ぱんだ歯科開院
 
 
 
  1. 現代の治療指針2008 歯周治療と全治療分野:共著(クインテッセンス出版),2008
  2. 症例で見る歯科用レーザーの有効活用:共著(日本歯科評論),2008
  3. 歯科器材ガイドブック2009:共著(医歯薬出版株式会社),2008
  4. 現代の治療指針2009 欠損・審美補綴と全治療分野:共著(クインテッセンス出版),2009
  5. 歯科衛生士教育サブテキスト 臨床実習HAND BOOK:共著(クインテッセンス出版),2010
 
 
平成22年12月12日、愛知学院大学歯学部楠元校舎にて、第9回ポストグラディエートコースが開催されました。講師には、PGC実行委員の 須崎明先生・野原栄二先生・山中康弘先生・牧野真也先生をお招きして、「患者さんと楽しくコミュニケーションをとるために」と題して、コミュニケーション力を生かす方法・診査・診断に役立つレントゲンの読影・PMTC・SRP・東洋医学などの基礎から最新情報までを実習を交えてわかりやすく講演していただきました。
今回は、拡大鏡を受講生全員に装着してもらい視野の変化を体感してもらいました。補綴物にダメージの少ないPMTCの材料やツールの紹介やレントゲンのトレーシングと読影・砥石を使ったスケーラーの研磨・コミュニケーション力を生かすための対話術・東洋医学の舌診などの実習が行われました。幅広い年齢の方が多数参加していただき、ワークショップでは有意義な意見交換の後症例検討会が行われました。今後も魅力あるコースを企画してきますので多数のご参加をお待ちしています。

 
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