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日時:平成22年10月10日(日)・11日(祝) 9:30〜17:00
講師:本多 隆保、牧野 真也、野原 栄二(P.G.C.実行委員)
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講演後記
インプラント治療は欠損補綴の一手法として確立し、昨今、臨床に取り入れられるようになってきました。また、一般にも広く認知されるようになってきました。
従来、欠損補綴にはブリッジや有床義歯で対応してきましたが、患者さんの要求も高まり、審美的要求と機能回復が求められるようになってきています。
しかし、これから臨床にインプラント治療を取り入れることをお考えの先生方にとって、種々のメーカー主催の講演会ではシステムのメリットのみが強調されるために大切なポイントを見落としがちになりがちで、いろいろ迷い悩むことが多いのが現状です。今回のコースでは、インプラント治療のさまざまな基本を確実に理解し実践するために、テキストでは記載していない臨床のヒントなど応用のできる手技を模型だけでなく、ブタ下顎骨を使用してこのコースの実習で十分に習得していただきます。
さらに、さまざまなシステムを体験していただけるようにプレゼンテーションも行います。
皆様の、ご参加お待ちしています。
インプラント治療の経営的メリットとデメリット
カウンセリング手術同意書、計画書などの作成
インプラントの選択基準
インプラントを成功に導くトップダウントリートメント埋入ポジション、埋入本数、その他
切開線の設定、フラップの作成、種々の縫合法のマスター
GBR 法、リッジエクスパンジョン法
ソケットリフト法
静脈確保などの全身管理の講義、実習
メインテナンス
その他
10月10・11日と二日に亘り『これからインプラントをはじめるドクターのために−メーカーに左右されないインプラント治療の基礎を極める−』との演題で実習コースが開催されました。前年度に引き続き、講師はP.G.C.実行委員の本多隆保先生、牧野真也先生、野原栄二先生が担当されました。
一日目は、インプラントを始めるにあたり必要となる基礎的な事項について補綴、ぺリオ、全身管理を含む外科それぞれの観点から講義がありました。その後実習へと移りましたが、先ず初めにインプラントオペをする際に有効となる静脈路の確保を受講生全員に体験してもらいました。そして下顎模型でドリリング、フィクスチャーの埋入の練習を行い一日目の終了となりました。
二日目は切開剥離、ドリリング、埋入、縫合そして二次オペと一連の流れを豚の下顎を用い行いました。インプラントメーカーからのプレゼンをききながらの昼食、最後に模型上でオープントレー、クローズトレー両者の印象採得について学んでいただくというとても盛りだくさんの内容で、あっというまの二日間でありました。ほとんどの受講生がインプラント未経験者でありましたが、この度の実習で目の前の壁が少しでも低くなっていただけたことと思います。
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