日時:平成18年11月19日(日) 9:30〜17:00
講師:澤田則宏(さわだのりひろ)氏(東京都 開業)
日歯生涯研修コード:070100

> 講演後記

 
 

歯内療法をまったくやらない一般歯科医師はいないでしょう。しかし、自信を持って歯内療法に取り組んでいる歯科医師はどのくらいいるでしょうか。補綴処置を行うにあたり、自信をもった歯内療法ができれば、最終補綴も良いものを勧めることができます。

では、歯内療法はなぜ難しいのでしょうか?歯内療法に自信をもてない理由はなんでしょう?本講演では、歯内療法専門医である私の歯内療法についてお話しますが、専門医だからといって特別なことを行っているわけではありません。講演を聞いて頂ければ、前述した疑問の解決策がきっと見つかるはずです。一般歯科医師の明日からの臨床に直結して役立つ内容です。さて、あなたは以下のような疑問に対して、本講演会からいくつの答えを見つけられるでしょうか。

 
 
  1. 排膿がとまらないような症例への対応
  2. 根管充填すると再発してくるフィステルの原因
  3. 最良の根管貼薬剤の選択法
  4. あかない根管への対処方法、ステップの解消法
  5. どの根管充填法がよいか(最新の情報も含めて)
  6. 穿孔してしまった症例に対する封鎖法  今話題のInternal Matrix Techniqueとは?
  7. どうしても治らなかった症例を外科的歯内療法で対応すると見えてくる難治症例の原因
 
 
1962年 東京都に生まれる
  1988年 東京医科歯科大学歯学部卒業
  1992年 東京医科歯科大学大学院修了、歯学博士
  1992年-1995年 東京医科歯科大学歯学部附属病院 医員
  1997年-2000年 東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第三講座 助手
  1997年-1998年 米国ペンシルバニア大学歯内療法学講座 留学
  2000年-2002年

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
口腔機能再構築学系摂食機能保存学講座歯髄生物学分野 助手(大学院重点化による所属変更)

          
  2002年

新宿四谷にて澤田デンタルオフィス開院
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
口腔機能再構築学系摂食機能保存学講座歯髄生物学分野 非常勤講師

 


所属:日本保存学会認定医、日本歯内療法学会認定医、American Association of Endodontics


 
 
  1. エンドドンティクス21(共著)、永末書店、2000
  2. エンドサージェリーのエッセンス -アトラス・外科的歯内療法-(共著)、クインテッセンス出版、2003
  3. マイクロスコープによる歯内療法 -MI時代の歯内療法-(共著)、クインテッセンス出版、2005
 
 

平成18年11月19日、愛知学院大学歯学部楠元学舎にて、第9回ポストグラジュエートコースが開催されました。今回は「日常臨床の疑問に答える(エンド編)-専門医が語る知恵と技-」という演題で、東京都で開業されている澤田則宏先生による講演会が行われました。

午前中の講演では、排膿・浸出液が止まらない症例を提示して、基本的な根管形成法、根管洗浄、貼薬、仮封について話されました。その中でも、原因が細菌感染であること、Coronal Flareの必要性、次亜塩素酸ナトリウム溶液の重要性と危険性を特に強調されていました。

午後の講演では、あかない根管の症例、根管内にステップができてしまった症例、治療しても腫脹や痛みがとれない症例、治療中に穿孔してしまった症例、根管治療で治らない症例について、その原因と対応について解説されました。

午前、午後にわたり、根管治療のポイントが分かりやすく述べられ、ベテランの先生にも若い先生にも有意義な講演会となりました。

 
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