日時:平成18年8月20日(日) 9:30〜17:00
講師:山中康寛・後藤洋・加藤浩典(P.G.C.実行委員)
日歯生涯研修コード:020205

> 講演後記

 
 

毎日の臨床において我々は、患者さんの持つ症状や訴えに対して現時点での病態や今後の治療方針などをわかりやすく説明する必要があると思われます。しかし臨床の場では、レントゲンのみを使った説明がほとんどで、患者さんにとって本当に満足のいく説明になっているかと思うと自信がもてないのが現状ではないでしょうか。

今回P.G.C.実行委員会では、患者さんに説明する際にレントゲンと同様に口腔内写真を撮り、それを活用して患者さんとのインフォームドコンセントに役立てるという実習を、好評につき昨年同様に企画いたしました。今回の実習は、これから口腔内写真を臨床の場で導入してみようとお考えの先生、銀塩写真では撮っていたがそろそろデジタルに切り替えようと思ってみえる先生、オリジナルの院内ポスターや説明用の資料をご自分で作ろうとお考えの先生と衛生士を対象にしています。

尚実習は二人一組の相互実習で進めていきますので各医院お二人以上でのご参加をお願いいたします。

 
 
  1. 口腔内写真の重要性について
  2. デジタルカメラによる口腔内写真の撮り方(デモ、実習)
  3. 画像の管理の仕方(デモ)
  4. 撮影した画像を使っての実際の生かし方(デモ、実習)

所属:P.G.C.実行委員

 
 

8月20日に『デジタルカメラを患者さんとのインフォームド・コンセントに利用 しよう ─口腔内写真を撮ってみませんか─』との演題で第5回ポストグラデュエート実習コースが開催されました。

受講者の皆様が患者さんの口腔内状況を正確に写真として記録し、そのデータをインフォームド・コンセントの資料として示すことができるようPC上で処理しプレゼン形式に表現できることまでを目標として講義を交えながら実習を進めていきました。

午前は、写真撮影の意義、デジタルカメラを用いる利便性、更にデジカメの構造や画像データの基本的概念などの専門的事項を、また撮影に用いる器材の説明および撮影テクニックの詳細が解説されました。

その後場所を診療ユニットのある実習室に移し2〜3名を一組とした相互実習 を行いました。きれいな写真を撮るためのカメラのセッティングや口角鉤、ミラー の正しい使用法について様々な注意事項があり最初はなかなかうまくいかなかったようです。また受講者の皆様には撮影をおこなうだけではなく患者さん役をしていただいたことで撮影者の不手際がどれだけ患者さんに不快感を与えるかという事も実体験していただけたことと思います。

午後からは、PCの講義と実習を行いました。先ずデータの保存管理方法とそれに伴ったバックアップについて、次に photoshop を用いた画像データの加工処理、そして power point を使って患者さんへお渡しする資料の作成を行いました。

最後に各々の作製したプレゼンテーションの品評会を行いましたが、初めて経験された方々がほとんどだったにもかかわらず皆さん素晴らしい出来 栄えで、1日の限られた時間ではあったものの、大変うれしい結果となりました。


 
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