8月20日に『デジタルカメラを患者さんとのインフォームド・コンセントに利用 しよう ─口腔内写真を撮ってみませんか─』との演題で第5回ポストグラデュエート実習コースが開催されました。
受講者の皆様が患者さんの口腔内状況を正確に写真として記録し、そのデータをインフォームド・コンセントの資料として示すことができるようPC上で処理しプレゼン形式に表現できることまでを目標として講義を交えながら実習を進めていきました。
午前は、写真撮影の意義、デジタルカメラを用いる利便性、更にデジカメの構造や画像データの基本的概念などの専門的事項を、また撮影に用いる器材の説明および撮影テクニックの詳細が解説されました。
その後場所を診療ユニットのある実習室に移し2〜3名を一組とした相互実習 を行いました。きれいな写真を撮るためのカメラのセッティングや口角鉤、ミラー の正しい使用法について様々な注意事項があり最初はなかなかうまくいかなかったようです。また受講者の皆様には撮影をおこなうだけではなく患者さん役をしていただいたことで撮影者の不手際がどれだけ患者さんに不快感を与えるかという事も実体験していただけたことと思います。
午後からは、PCの講義と実習を行いました。先ずデータの保存管理方法とそれに伴ったバックアップについて、次に photoshop を用いた画像データの加工処理、そして power point を使って患者さんへお渡しする資料の作成を行いました。
最後に各々の作製したプレゼンテーションの品評会を行いましたが、初めて経験された方々がほとんどだったにもかかわらず皆さん素晴らしい出来 栄えで、1日の限られた時間ではあったものの、大変うれしい結果となりました。 |