
同窓生の皆様におかれましては、益々ご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。平素は愛知学院大学歯学部同窓会活動に深いご理解とご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。
愛知学院大学歯学部同窓会会長の21回生の加藤正美でございます。同窓会の4つの目的の一つに会員の「資質の向上」があります。資質の向上とは、本来持っている能力(知識・技能・感性・倫理観)を、研修を通じてさらに高いレベルへ磨き上げることです。そのためにもPGCを利用していただきたいと考えています。
私の考える同窓会における学術活動は、 ①患者さんの命にかかわる緊急対応、偶発的に起きた治療中の誤飲・誤嚥への対応、医科からの処方薬服用中の患者への対応等で会員が困らないような情報を提供する。 ②老年歯科、口腔機能低下症、口腔機能発達不全症、睡眠歯科、スポーツ歯科等の学生時代に学んでいなかった学問を学ぶ機会を提供する。③若手の同窓会員が憧れるような臨床や歯科医師像を提供すること、3項目を考えています。
令和8年度PGCの講演は、審美歯科的な講演、高齢者歯科医療の講演、若手向けに活力を与える臨床の講演そして歯科医師が安心して診療を行えるような内科的な問題への対応、感染症、誤飲誤嚥、針刺し事故の対応の講演を企画しました。
最近、同窓生の「PGC離れ」が顕著になっているように思われます。この事は本校同窓会だけでなく、他校同窓会においても話題となることが多くなりました。同窓生の皆様の学びの機会が更に増すよう、診療の幅が更に広がるよう、自己の研鑽のためにPGCをご活用していただければと思います。活用していただくことで今までみえていなかったことがみえるようになると思います。
PGC事業が衰退することのないよう、同窓生の皆様方の積極的な参加をお願いしご挨拶とさせていただきます。

同窓生の皆様におかれましては、平素から本会の学術活動にご理解とご協力を賜り心から感謝申し上げます。
今年度からのテーマとした「不易流行」とは、江戸時代の俳人・松尾芭蕉が説いた理念で、「不易」は時代を超えて変わらない本質を、「流行」はその時代ごとの新しさや変化を意味します。一見相反するこの二つを両立させることこそが、真に優れた表現や活動に求められる姿勢だと芭蕉は考えました。この思想は、現代社会のあらゆる分野にも通じる普遍的な価値を持っていると思います。
歯科医師・歯科衛生士の卒後研修においても「不易流行」の視点は非常に重要です。歯科医学の基本的な解剖学や病理学、保存修復学、咬合といった「不易」の知識は、時代が変わっても医療人としての根幹をなすものであり、どれほど技術が進歩してもおろそかにはできません。一方で、デジタル技術の進展や歯科材料の革新、患者ニーズの多様化など、「流行」ともいえる新しい要素にも柔軟に対応していくことが求められます。
つまり、伝統的な医療の理念と最新の知識・技術の両方を取り入れてこそ、現代の歯科医師は信頼されうる存在となれるのです。不易を土台にし、流行を恐れず取捨選択をし前向きに取り組む。
ぜひ愛知学院大学歯学部同窓会PGCにて変わらない本質と変わり続ける現実、この両者を見極め、調和させる姿勢を共に考え学びましょう。