PGC.journal

ごあいさつ

同窓会会長
加藤 正美

 同窓生の皆様におかれましては、益々ご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。平素は愛知学院大学歯学部同窓会活動に深いご理解とご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。
 令和7年6月より愛知学院大学歯学部同窓会会長を拝命しました21回生の加藤正美でございます。私は愛知県歯科医師会学術部に6年間携わらせていただきました。任期中、学術部部長の任に就いてからも「歯科医師会における学術活動、存在意義とは」を考えてまいりました。私の考える学術活動とは、
①患者さんの命にかかわる緊急対応、偶発的に起きた治療中の誤飲・誤嚥への対応、医科からの処方薬服用中の患者への対応等で会員が困らないようにする。
②老年歯科、口腔機能低下症、口腔機能発達不全症、睡眠歯科、スポーツ歯科等の学生時代に学んでいなかった学問を学ぶ機会を提供する。  
ことと考えます。
 今回、同窓会会長の立場から「同窓会における学術活動の意義、同窓生にとって必要な学術とは」を再考し、会員にとって効率的な学術講演を開催できればと考えております。
 今後の令和7年度PGCの講演は、口腔機能発達不全症、歯周病、口腔機能検査と嚥下内視鏡検査、ホワイトニングが開催予定となっています。この内容は、前述した②学生時代に学んでいなかった学問を学ぶ機会を作ることに合致しており、とてもいい講演内容で実施できるのではないかと考えます。
 最近、同窓生の「PGC離れ」が顕著になっているように思われます。この事は本校同窓会だけでなく、他校同窓会においても話題となることが多くなりました。同窓生の皆様への学習の機会が更に増えるよう、治療の幅が更に広がるよう、PGCをご活用していただければと思います。そうすることによって今までみえていなかったことがみえるようになると思います。
 長い歴史のある愛知学院大学歯学部同窓会PGC講演を積極的に受講していただき、皆さまの研鑽の一助としていただきたいと思います。又、PGC事業が衰退することのないよう、同窓生の皆様方の積極的な講演会への御参加をお願いしご挨拶とさせていただきます。

P.G.C.実行委員長
山中 康寛

 同窓生の皆様におかれましては、平素から本会の学術活動にご理解とご協力を賜り心から感謝申し上げます。
 今年度からのテーマとした「不易流行」とは、江戸時代の俳人・松尾芭蕉が説いた理念で、「不易」は時代を超えて変わらない本質を、「流行」はその時代ごとの新しさや変化を意味します。一見相反するこの二つを両立させることこそが、真に優れた表現や活動に求められる姿勢だと芭蕉は考えました。この思想は、現代社会のあらゆる分野にも通じる普遍的な価値を持っていると思います。
 歯科医師・歯科衛生士の卒後研修においても「不易流行」の視点は非常に重要です。歯科医学の基本的な解剖学や病理学、保存修復学、咬合といった「不易」の知識は、時代が変わっても医療人としての根幹をなすものであり、どれほど技術が進歩してもおろそかにはできません。一方で、デジタル技術の進展や歯科材料の革新、患者ニーズの多様化など、「流行」ともいえる新しい要素にも柔軟に対応していくことが求められます。
 つまり、伝統的な医療の理念と最新の知識・技術の両方を取り入れてこそ、現代の歯科医師は信頼されうる存在となれるのです。不易を土台にし、流行を恐れず取捨選択をし前向きに取り組む。
 ぜひ愛知学院大学歯学部同窓会PGCにて変わらない本質と変わり続ける現実、この両者を見極め、調和させる姿勢を共に考え学びましょう。