PGC.journal

ごあいさつ

同窓会会長
池山 正仁

同窓生の皆様におかれましては、益々ご健勝にてご活躍のこととお慶び申 し上げます。

昨年5 月から井上前会長に代わり会長職の重責を担うこととなり、早一年が経とうとしております。周年記念事業や人材育成、大学との連携強化など、それぞれに達成目標を掲げる中で、同窓会事業の三本柱である「学術」「親睦」「福祉」のさらなる充実は永年のテーマでございます。

他大学がその採算性から学術活動の縮小均衡を迫られる一方で、本同窓会学術の根幹をなすPGC は、その道のプロフェッショナルは言うに及ばず、医科歯科連携や異業種講演、若手の人材育成に最上を尽くし、誠実という隠し味で差別化を図りつつ、35 年以上もの間、多様なコースを継続してまいりました。

今後とも多様化する同窓生の皆様のニーズに応えるべく、時代を先取りし、歯科学術活動のトップランナーを自負しながら、限界に挑戦していく覚悟でございますので、引き続き皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

最後に皆様方の益々のご健勝とご活躍を心より祈念申し上げます。

P.G.C.実行委員長
牧野 真也

「医学」は学問として個々が自己研鑽を積めば頂に到達することはできますが、「医療」は病む人が主人公のため、どれだけ医療者側が満足していても、そこに納得と感動がなければ成立しませんし、どれだけ優秀な人材が集まっても、お互いに五感を刺激し合う「体感温度(皮膚感覚)」がなければ、組織は成長しないものです。超高齢社会が幸せに包まれる「一億総活躍社会」を実現させるためには、地域参加や人と人とのつながりを意味する「ソーシャル・キャピタル」が必須であり、その中で「いのちの入口、文化の出口」としての口腔を扱う歯科医療人が、協働して「健口の重要性」を発信し続けていかなければなりません。

今年度のテーマは「健口長寿のセオリー」です。多数の皆様のご参加をお待ちしております。