5.講演  
  根管治療の実際と難症例への対策
   
  平成17年9月25日(日)9:30〜17:00
  講師 福西 一浩氏 
 
日歯生涯研修コード:041000   
 


 根管治療には、根管のプレパレーション(拡大・形成)、清掃・貼薬、充填といった重要な3つのステップがある。近年の歯内療法学の発展は、新しい概念と共に治療の成功率を上げることに成功した。また、今まで難治性と思われてきた症例もその原因が明らかにされることで治癒に導くことも可能になった。今回は、現在での適切な根管治療とは何かを検討すると同時に外科的歯内療法も含めた難症例への対応について整理したいと思う。

講演項目
1.根管のプレパレーションの概念
2.代表的なNi−Ti製ファイルの比較、検討
3.根尖部へのアプローチ
4.機械的拡大の限界
5.根管清掃の必要性
6.根管貼薬剤の効果
7.細菌検査(嫌気培養)の重要性
8.根管充填の意義、目的
9.難治症例への考察
10.外科的歯内療法の実際


最近の文献

1.
う蝕治療のミニマルインターベンション:審美とMIの調和(クインテッセンス)166−178,2004
 
2.
こうして無菌の根管をつくった:如何に早く根尖の無菌化を達成できるか・難治症例への対応―外科的歯内療法―(永末書店)21−35・197−202,2004  
3.
現在の治療指針 全治療分野とカリオロジー:コンポジットレジンのボンディングシステムは何を使用しているか(別冊クインテッセンス) 156−157,2003  
4.
歯内療法の潮流を探る(クインテッセンス)6月 1241−1252 7月 1479−1492,2003  
5.
治癒の歯内療法:編集(クインテッセンス)2000年  
   

閉じる