2.講演 ドクターと衛生士のコース
  歯肉縁下のプラークコントロール
  ─歯科疾患の本質に迫る─
  平成15年5月18日(日)9:30〜17:00
  講師 新田 浩氏 
 
日歯生涯研修コード:050101   
 


   
 ここ30年間、歯周治療における歯肉縁下処置が硬く滑沢な歯根表面をつくるスケーリング・ルートプレーニングから、侵襲のすくないデブライドメントへと変化してきている。本講演では歯肉縁下プラークコントロールの概念の変遷を文献的考察を加えながら(1)スケーリング・ルートプレーニング時代、(2)歯根表面デブライドメント時代、(3)歯肉縁下デブライドメント時代と大きく3つに分けて解説する。

講演項目
1.歯肉縁上および縁下プラークの形成機序
2.バイオフィルムとしてのデンタルプラーク
3.歯肉縁下プラークコントロールとしてのスケーリング・ルートプレーニング
4.歯肉縁下プラークコントロールの概念の変遷
  スケーリング・ルートプレーニング時代
  歯根表面デブライドメント時代
  歯肉縁下デブライドメント時代
5.歯肉縁上プラークコントロールの意義
6.理論に基づいたシャープニング法
7.上手なSRPのための技術的な注意点


最近の文献

1.
歯肉縁下プラークコントロールの概念の変遷 日本歯科医師会雑誌、56(7):600-608、2003年
 
2.
(分担)歯科医のためのスケーリング、ルート・プレーニング(クインテッセンス出版、2003年)  
3.
(分担)デンタルハイジーン別冊歯肉縁下のプラークコントロール(医歯薬出版、2002年)  
4.
グレーシー型キュレットスケーラーのブレードの形態に基づいた改良シャープニング法 日本歯周病学会会誌、44(3):273-280、2002年  
5.
(分担)プログレシップ臨床医のための歯周治療(永末書店、2001年)  
   

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